遺伝だからと諦めてはいませんか?遺伝を原因とする高血圧から逃れる方法

高血圧の様々な原因の中でも大きなものの一つに「遺伝」があります。統計的にも高血圧症が親からその子どもへと遺伝する確率は軽視できないものがあるわけですが、最近の研究で高血圧症が遺伝する確率を下げることが可能であることがわかりました。

高血圧の原因について

現在、日本人の4人に1人は高血圧だと言われています。しかもこの割合は加齢ととも増加傾向にあり、50歳代で50%、60歳代では実に70%近くにまで膨れあがるんだそうです。そんな高血圧症は一体何を原因として発症するのでしょうか?現在、原因としてよく挙げられているのは、塩分の摂りすぎを代表とする食生活をはじめとして、運動不足や肥満、加齢、ストレス、さらには喫煙や飲酒などを含めた生活習慣因子ですが、見過ごしてはいけない大きな原因に”遺伝”があります。

高血圧が遺伝する確率

この高血圧症の発症と遺伝との関係は、医学が進んだ現在でも、実はまだよく分かっていないのだそうですが、統計的に見てみると高血圧になりやすい家系や血筋というものが確かに存在し、それが親から子へ、さらに子から孫へと遺伝することに、ある一定の確率があることがわかってきました。高血圧が親から子に遺伝する確率は次の通りです。

  • 両親ともに正常               5%
  • 片親だけが高血圧          30%
  • 両親ともに高血圧           60%

両親ともに高血圧をもっていない子供が高血圧を発症する可能性はたったの5%であるのに対して、両親ともに高血圧をもっている場合には、この数字が一気に60%に跳ね上がるわけです。この数字をどのように捉えるかによっても変わってくるとは思いますが、この数字は決して軽視できるものでないと言えますね。じゃあ、特に両親ともに高血圧症をもっている子供の場合、60%の高い確率で高血圧を発症することは、もはや仕方のない運命なのでしょうか?

高血圧の遺伝する確率は下げることができる!

答えは「」です。最近の研究では、必ずしもそうは言えないということが分かってきたようです。たとえ、いわゆる「高血圧の家系」に生まれたがゆえに、両親からいずれ高血圧を発症するであろう遺伝的要素を受け継いだ子供であっても、常日頃から適度な運動を心がけた生活を送っているだけで、ほとんど運動をしない人に比べると、高血圧症を発症する確率が約34%も低くなることが判明したのだとか。

さらにその他の生活習慣因子も併せて対策すべき

もちろん高血圧の発症原因はこの遺伝的なものだけではありません。冒頭でも挙げたように、塩分の摂りすぎや、肥満、喫煙や飲酒などの生活習慣が大きく影響しています。ですので、常日頃から適度な運動を心がけることだけで安心せず、その上でさらに減塩を心がけたり、肥満を解消するよう努力したり、喫煙や飲酒の習慣を見直すなどすれば、高血圧の発症リスクを大幅に下げることができると言えましょう。あくまでも高血圧の予防は、遺伝的因子や生活習慣因子のどれか一つを対策する・・・というのではなく、ひとつひとつ潰していくことによって、全体として対策していくべきだと言えますね。

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