子どもの偏食はその後のうつ病や不安神経症発症のサイン

食べ物に対する好き嫌い”が多い子どもは、その後の成長過程において、うつ病や不安神経症などの発症率が高いことがわかりました。つまり、子どもの偏食は、単なる一時的なものではなく、精神衛生上の潜在的懸念に関する警告である可能性が示されたのです。

子どもの偏食、いわゆる”食べ物の好き嫌い”に悩まれている親御さんも少なくないのではないでしょうか。とは言え、好き嫌いなんて所詮は一時的なもの、子ども時代に毛嫌いしていた食べ物も、大人になるとそんなことなどケロリと忘れて、普通に食べれるようになる…なんて話もよく耳にします。

また、最近では子どもの偏食はあえて矯正しようとせず、好きなものだけを食べさせて、まずは”食の楽しさ”を教えるという教育方法もあるようですね。今回、そんな子どもの偏食に関して、うつ病との関連で注目すべき研究成果が発表されました。

子どもの中度~極度の偏食がうつ病や神経症と関連

米デューク大学医学部などの研究チームは、2~6歳の子どものうち、食べ物に対して中度または極度の好き嫌いを示した子どものグループは、その後に臨床的うつ病不安神経症などの精神衛生上の問題の発生率が高いことを発見しました。

つまり、子どもの偏食は、単に子どもの嗜好によって生じる一時的なものではなく、その後の成長過程において、うつ病や不安神経症などを発症する警告である可能性が示されたのです。

極度の偏食を示す子どもの中には、「回避性・制限性食物摂取障害」と呼ばれる精神疾患がある可能性もあり、より早い段階から行動療法などの適切な治療を施すことで、偏食だけでなく、その後の精神疾患発症リスクを下げることも可能になるかも知れません。

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