生理痛に効くサプリメント【1】生理痛のメカニズム
生理痛に効果のあるサプリメントを考えるに当たって、まずは月経の仕組みを理解し、そこから生理痛や生理不順が起こるメカニズムについて具体的に見ていくことにしましょう。
生理痛に効くサプリメントを考えるに当たって、まずは生理痛がなぜ起こるのか?を理解することからはじめてみましょう。生理痛にはこのサプリメントを!などと結果だけ知りたい方は、【3】をご覧になってください。
ですが、できることなら、なぜそのサプリメントが必要になってくるのか?どう効くのか?を理解することで、サプリメントのより効果的な摂取方法もわかるわけですし、摂取以外に注意しなければならないことも分かるように、なるべく詳しく解説するつもりですので、「【1】→【2】→【3】」と順を追って読まれることをおすすめします。
月経の仕組みについて
まずは月経の仕組みから見ていくことにしましょう。月経とは、子宮の内側を覆っている内膜が、一定の周期ではがれ落ち血液とともに排出されることだと言うのは、皆さんもよくご存じのことだろうと思いますが、この月経の起こる仕組みをもう少し詳しく見てみると、直接的には卵巣から分泌される女性ホルモンが関わっているのです。
この女性ホルモンはエストロゲン(卵胞ホルモン)と、プロゲステロン(黄体ホルモン)と言われています。これらのホルモンにより、受精卵が子宮内膜に着床した時には、栄養が受けられるように準備されます。つまり受精が成功(妊娠)した時のために、卵子を育てるための準備(ふかふかのベッド)を整えているわけですね。
ところが、受精に成功しなかった場合には、その赤ちゃんを育てるためのふかふかのベッド(肥厚した子宮内膜)は不要になってしまうのです。そこで月経が起こると言う仕組みなんですね。
生理痛とは、その不要になったふかふかのベッドを血液と一緒に、子宮が押し出そうと収縮するために起こる痛みのことだと考えられています。
一方で生理不順は、それらの女性ホルモンの分泌の乱れのせいでも起こります。この女性ホルモンはとても敏感なホルモンですので、ストレスや環境の変化、急激なダイエット、冷えなどでも影響を受け、周期が乱れてしまうと考えられています。